テープを長持ちさせる保管のしかた

テープを長持ちさせる保管のしかた

すべてのテープを一度にデジタル化できるとは限りません。順番を待つあいだ、劣化をできるだけ遅らせる保管のしかたをまとめました。

置き場所を変えるだけで変わります

テープにとっての大敵は、高温・多湿・直射日光の三つです。

日本の住宅で条件がもっとも厳しいのは、押し入れの奥、屋根裏、物置、そして車庫です。夏場に高温になり、湿気がこもりやすい場所ばかりです。

代わりに向いているのは、人が普段過ごしている部屋です。冷暖房が効き、風が通る環境は、そのままテープにとっても良い環境になります。

立てて保管する

テープは平置きではなく、本のように立てて保管してください。

平らに寝かせて重ねると、下のテープに重みがかかり、巻きがずれたり変形したりします。立てておけば、テープの重みが均等にかかります。

ケースに入れる

むき出しのまま置かれたテープには、ほこりが入り込みます。ほこりは再生時にヘッドとテープのあいだに挟まり、映像の乱れや傷の原因になります。

もとのケースが残っていれば、それに戻すだけで十分です。

やらないほうがいいこと

  • 密閉容器や袋に入れる — 湿気が閉じ込められ、かえってカビが生えやすくなります
  • カビの生えたテープを再生する — ヘッドを介して、ほかのテープにも広がります
  • 押し入れの奥にしまい直す — 目に入らなくなると、そのまま何年も経ってしまいます

保管はあくまで時間稼ぎです

ここまで書いてきたことは、すべて劣化を遅らせるための方法です。止めることはできません。

保管環境を整えて時間を稼ぎながら、順番にデジタル化を進めていく。それが現実的な進め方だと考えています。

本数が多くて迷われている場合は、状態の悪いものから優先する形でご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。